先日、本校で11月11日に保護者会を開催しました。
①子供のやる気を引き出す声かけ
②高校・大学進学の現状と動向
というテーマで約2時間お話しさせて頂きました。
前半は大学進学がいかに普通のことになっているかとという点について、後半はお子様のやる気を削がないような声かけや接し方とご自分の性格分析を行いました。
高校入試の後には大学入試が控えていますが、もちろん大学に入ることが全てではありません。
ですが、相対的に考えれば入った方がデメリットは少ないと言えます。
大学卒でないだけで別枠にカテゴライズされ、特殊能力を要求されますが、残念ながら日本の専門学校ははっきり言うと、一部を除き「勉強したくなかった子の大学」に成り下がっています。
その割に、教える側のレベル低下や授業料増大(ほとんどが3年制)の問題を抱え、専門学校卒で即戦力になる人材を多く輩出しているとは言えません。
勉強=理論、理屈を覚える 技術職=特殊作業を身につける 時代は終わりました。
勉強=①基礎学力→②専門分野の獲得→③専門分野の全体理解
技術職=A基礎学力→B専門分野の獲得→C専門分野の掘り下げ
となっていて、
①が小中学校および高校、②が大学や専門学校、③が社会人
で要求される素養です。
要は、高校卒業までは基礎、大学で少し分野を絞り(可能性を減らして)、自分の能力を仕事現場で使いながら伸ばしていく。そういう世の中になっています。
逆算すると、大学に入ること(出来るだけ知名度が高く、優れた大学)はゴールではありません。最低限度です。
じゃあ、高校はというと、「大学で専門分野を勉強するための基礎学力養成の場」です。
高校選びのポイント
● 自分の学力にあっていること
● 進路指導者(最低でも今まで書いてきたような目線が持てる人)やメンター(精神的にも道標となれる人)がいること
高校選びの際、除外してもいいポイント
● 進学実績の詳細
以上のようなまとめで終わりました。
次回は今年度の終盤(2月か3月)を予定しております。外部の方もご参加できますので是非お声かけ下さい。
最後までお読み頂きありがとうございました。