人生に近道はない　　|　　総合学習塾UP-W@RD | 城南本校ブログ | 普段から高槻市で生徒様に塾で指導を行うプロが独自の視点で教育業界に関する情報発信

塾長の鷲野です。

今回は塾の通信文の内容をブログにも

載せておきます＾＾

自分のしたいことがあるだろうか？

なりたい自分があるだろうか？

今世の中に蔓延しているのは、全てこの問いに対する安易な答えだ。
人生100年時代の過ごし方、社会人になったら読むべき本、退職したら3,000万以上必要、自己肯定感の高め方...

僕は40歳以降に本を読んで知識を得るのは意味はないと思っている。

何故なら、40年生きた延長線にしか未来はないと思うからであり、大人に必要なのは、新しい知識より新しい見方だからである。

本は30までに読んでおくべきだ。

新しい見方や考え方は、人と関わらないと自分のものにならない。だから大人は、持てる時間を出来るだけ、老若男女問わず色んな人と共有すべきだ。

よく、旅行へ行く道中はワクワクするが、帰り道は疲れてあっという間に終わるというが、人生もおそらくそうで、同じパターンの繰り返しで好奇心を失くすと後半の人生は面白くない。

40の時にそれに気づかせてくれた大先輩に出会えたことは、僕の人生で最大の幸運であった。

さて、元に戻る。

なぜ、人生100年時代の過ごし方、や、社会人になったら読むべき本、退職したら3,000万以上必要、自己肯定感の高め方...

なんていう言葉や本が流行るのか？

みんな回り道をしたくないからである。

楽をしたいからである。失敗したくないからである。


人の数だけ人生があるんだから、『○○する方法』なんてそのまま信じても上手くいかないことが分からない。
失敗したら傷つくからと○○する方法を盲目的に信じてしまうのは「思考停止」である。

真似してもいいけれど、そこから自分流を見つけよう！

まずは、自分はどうしたいのか、どうありたいか？

いつまでにそうなりたいか？いつも考えながら過ごすことだ。

例えば、僕は15歳の時に野球を辞めた。あんなに好きで毎日何時間も練習していたのに辞めた。
12歳の時に全国大会手前まで行ったのにやめた。高校の野球部を見学に行き、野球選手にはなれないと分かって辞めた。

我が家には働く為に必要なことしか、やる時間も意義もなかったので、英語の勉強に切り替えた。自分で決めた。
父、母を超える(何を超えるかは分からなかったが...)には、彼らと違うものを目指そうと思った。(ちなみにうちの両親は中卒)
大学は通える範囲で特待生の取れる大学に通った。高校は勉強しかしていなかったので、大学では人の勉強(バイトやサークルや恋愛)をすると決めていた。

就職は一社目で躓いたが、さらに自分を顧みるきっかけになり、25歳以降は徐々に自分の決断に自信と責任が持てるようになっていった。
31歳でアップワードを開設したが、誰の資金も知恵もアドバイスも借りていない。勿論、いろんな試練や困難なことはあったし、これからもあるだろうが、それが当然だと思っている。

今も全く満足や順調からは程遠い。
だが僕には目標がある。
それは、塾生を始めとする周りの人の目標となる、そんな人物になることだ。
僕もかつて憧れ、尊敬し、慕った人たちのような大人にならなくてはならないと思っている。大人物なんてなれないが、身近な人から目標にされる、そんな人物になることが昔から変わらない目標である。

やりたい事はあるか？　なりたい自分はあるか？

料理が好きだから料理人、歌が好きだから歌手、サッカーが得意だからサッカー選手...
そういうことではなく、自分の家庭や環境や生活から滲み出る理由、失敗や成功を繰り返した後のふとした思いつき、見逃しがちなありふれた出来事...
そんなことの積み重ねに目を向け、考え続け、行動し続けることが、自分をなりたい自分にさせてくれる。

塾生諸君！！

新しい学年が始まった。目の前のやるべきことを潰しながら、常に考えよう！
どうすれば上手く出来るのか、なぜ勉強するのか、なぜ進学するのか...
自分だけの答えを探すために勉強するのです。
やる気があるから勉強するんじゃない。
勉強を始めるとやる気が出てやめられなくなるのです。行動するから気持ちが湧くのです。今すぐ勉強しましょう！！